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つくば脊椎センター

脊椎脊髄外来のご案内

脊椎は体を支える背骨であり、脊髄神経を保護する骨性のトンネルである脊柱管を形成しています。外傷や加齢による変化が原因で、脊柱管が狭窄したり、脊柱が不安定になったりすると、脊髄神経に障害が生じ、四肢のしびれや疼痛、歩行障害などの多様な症状が現れることがあります。
当院では、日本脊椎脊髄病学会認定の脊椎脊髄外科指導医(専門医)が2名在籍しており、専門的な外来診療を提供しています。2024年度には筑波大学整形外科前教授の山崎正志先生が新たに着任し、外来および入院診療を担当しています。
手術治療にも力を入れており、2021年から2023年の間に年間約210件の脊椎手術を実施しました。手術の安全性向上のため、神経モニタリングや脊椎手術用顕微鏡、フルカーボン手術台、最新の外科用イメージングシステムなどを新たに導入しています。
また、骨粗鬆症の治療にも幅広く取り組んでおり、2024年夏には最新の骨密度測定装置(DEXA法)を導入しました。椎体骨折(圧迫骨折)は初期治療が重要であり、初期対応を誤ると遅発性の神経障害や脊柱後弯(背中の曲がり)が生じる可能性があります。紹介状のない初診も受け付けておりますので、お困りの際はぜひ外来受診をご検討ください。外来診療の日程については、当院のウェブサイトでご確認いただけます。