支援部門
検査科
概要
検査科の業務は、血液や尿等で検査を行う検体検査と、心電図・超音波診断装置等で検査を行う生理検査に大別されます。どちらも迅速かつ正確なデータを提供できるよう日々の業務に邁進しております。
検体検査
検体検査では、患者様から採取した血液や尿の検体を様々な検査装置で分析しています。また顕微鏡で細胞の観察も行っています。
院内検査
- 生化学・免疫検査(肝機能、腎機能、感染症、甲状腺、HbA1cなど)
- 血液検査(細胞数、白血球分類、網赤血球、血沈など)
- 凝固検査(PT,APTT、D-dimerなど)
- 一般検査(尿検査、便検査、髄液検査など)・細菌検査(グラム染色)
- 輸血検査
外注検査
細菌検査、病理検査、細胞診検査は、株式会社エスアールエル(SRL)に委託しています。
生理検査
生理検査では、直接患者様に触れて検査を行うため、接遇面を重視して、安全かつストレスを患者様に与えないように努めています。
実施検査項目
- 超音波検査(心臓・腹部・下肢・頸動脈)
- 心電図検査(ホルター・負荷含む)
- 脳波検査
- 肺機能検査
- 骨密度検査
検査実績
2022年度実績
検査内容 | 実績数 |
---|---|
超音波検査 | 818件 |
心電図検索 | 2,598件 |
脳波検査 | 21件 |
その他
術中モニタリング
脊椎などの手術の際に運動誘発電位(MEP)の神経生理学的モニタリングを実施しています。
APS
変形性膝関節症に対する再生医療です。
患者様の血液からAPS(自己タンパク質溶液)を抽出し、膝関節内に注入します。これにより、炎症・痛みを改善し、軟骨破壊の抑制が期待されます。
患者様の血液からAPS(自己タンパク質溶液)を抽出し、膝関節内に注入します。これにより、炎症・痛みを改善し、軟骨破壊の抑制が期待されます。
感染対策
ICT(感染制御チーム)の活動
さまざまな職種のスタッフによりチームを組み、院内で起こる感染症から患者様や職員を守るべく活動をしています。臨床検査技師の主な活動
リアルタイムでの耐性菌の報告、耐性菌が出た際の病棟ラウンド月1の委員会や病棟ラウンド、週1の部署ラウンド、感染症関連の研修会についての報告など。
精度管理
不正確な情報は医療過誤につながります。私たちは正しい検査情報を診療部に提供するために、その情報の信頼性確保のため、日々の内部精度管理及び定期的な外部精度管理を実施しています。
<2022年外部精度管理参加実績>
<2022年外部精度管理参加実績>
- ・ARKRAY-QCR HbA1c部門 精度管理調査
- ・ニットーボーメディカル免疫項目精度管理調査
- ・ルミパルスコントロールサーベイ
- ・関東化学ユーザーズサーベイ
- ・メディエースTPLA/RPRコントロールサーベイ
- ・茨城県臨床検査精度管理調査
- ・SQC「尿検査」
- ・日本医師会臨床検査精度管理調査
生理検査でよくある質問
検査によっては、胸が見えるくらいまで洋服をまくってもらうこともあるので、上下分かれた服装で来院してください。心電図検査では足首に機械を装着するので、靴下やストッキングは短めのものをおすすめします。
検査技師から結果に関することはお答えできません。検査結果については、診察時に医師にお尋ねください。
結果の良悪とは関係ありません。見えにくい部位があった時に、複数の検査者で確認することがあります。
腹部超音波検査や尿素呼気テストなど、検査によっては食後では受けられない検査があります。スタッフにご確認下さい。
精密機器で防水機能もついていないので、機器装着中の入浴やシャワー等の水に関わることはお控えください。
手のひらサイズです。約57g(卵1個分位の重さです)