診療科

歯科

概要

病院歯科の特徴を生かし医科・歯科連携を密に行い、患者様に安心で安全な医療を提供致します。 また、一般の方はもちろん疾患・障害をお持ちの患者様や入院中、施設入居の方で歯科クリニックでの治療が難しい方でも対応できるようにしております。

診療について

口腔機能・衛生維持の重要性

口腔機能を維持・回復させることは、私達が当たり前に行っている食べる・飲み込む・会話・笑うなどに直結しています。
口腔衛生の保持は虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、高齢者死亡要因の誤嚥性肺炎予防にも効果的です。
また口腔ケアをすることで口腔内や口腔周囲の筋肉や組織を刺激することで口腔機能・摂食嚥下機能の維持・回復にも繋がります。
当院歯科は通常の歯科治療だけでなく、口腔ケア、言語聴覚士と連携しての摂食嚥下治療、嚥下内視鏡検査、嚥下造影検査、訪問歯科診療にも力を入れており患者様の健康をお口からお守りするよう考えております。

レーザー治療

半導体レーザーを導入しております。軟組織への侵襲が少なく口内炎や知覚過敏治療などにも用いられています。

スポーツ歯科

スポーツ歯科とは、歯科医療を通してすべてのアスリートの方に全力で競技に打ち込めるよう、口腔内をあらゆる面でサポートする診療を指します。
スポーツ歯科の代表的なものにマウスガードがあります。マウスガードは歯や口腔内を保護し、スポーツや格闘技での口腔内外や頭蓋骨・脳などへの外傷を減少させるための弾性のある口腔装置です。特にコンタクトスポーツ(激しい接触を伴うスポーツ)では、マウスガードの装着が義務付けまたは推奨されており、マウスガードを装着することで、歯や顎への外傷や脳震盪などの発生を抑制することができます。

マウスガードの現在90%近くが市販品であるマウスフォームドタイプ(お湯で温めるタイプ)が使用されています。これは大まかな形でしか合わすことができないため適合性が悪くなります。更に咬み合わせに関してもずれた状態で作ってしまう事が多いため顎に負担がかかり顎関節症の原因になりかねません。
そのため歯科医院で型取りして噛み合わせをしっかり調整したものを使用することが推奨されています。口の中に適合し噛み合わせの調整をしたマウスガードは噛みしめ効果による、集中力・瞬発力アップであらゆるスポーツに効果的といわれています。当院ではフルオーダーでデザイン等もカスタマイズすることができます。
※マウスガード製作は保険適応外となります。

マウスガードの機能

装着による効果 具体的な説明
歯の外傷予防 前方からの直線的な外力による前歯部の保護
口腔内の保護 歯による口唇、舌、頬粘膜への損傷防止
脳震盪の予防 脳や頸椎への衝動の減少
「緊張」の緩和 身体をリラックスした状態に保つことで、人間が本来持っている筋力、持久力、瞬発力、そして柔軟性を十二分に発揮させることができます。
酸素の吸入量の向上 顎関節への圧迫を防ぐことにより、口を閉じた場合に比べ通気量がアップし、酸素の摂取量も増加します。
パフォーマンスの向上 外傷予防の心理的効果による プレーへの積極性の向上
外傷予防の心理的効果による プレーへの積極性の向上

マウスガードが義務化されているスポーツ(一部義務も含む)

アメリカンフットボール、ラグビー、ボクシング、キックボクシング、女子ラクロス、極真空手、アイスホッケー、インラインホッケー

マウスガードが推奨されているスポーツ

[格闘技系]
空手、拳法、レスリング、柔道、相撲等

[球技・団体競技系]
バスケ、サッカー、ハンドボール、テニス、水球、野球、ソフトボール、ゴルフ等

[個人競技系]
モータースポーツ、体操、トランポリン、アクロバット、スキー、スノーボード、スケートボード、スカイダイビング、ハンググライダー、馬術、乗馬、ジェットスキー、サーフィン、ボウリング、陸上競技、射撃競技等

いちはらメディカルグループのチーム医療

回復期リハビリテーションが強みであるいちはら病院では医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、言語聴覚士、管理栄養士、介護福祉士等の多職種連携がチームとなって専門的口腔ケアや摂食嚥下機能の評価・訓練に取り組んでいます。

診察のご案内

歯科直通電話番号 029-864-5870
診察日月〜金曜日 9:00~17:00

休診日土・日・祝日

スタッフ

歯科医師
市原 裕三
Yuzo Ichihara
所属学会
  • ・日本歯科医師会
  • ・茨城県歯科医師会
  • ・つくば歯科医師会
  • ・茨城県保険医協会
  • ・日本老年歯科医学会
  • ・日本スポーツ歯科医学会
  • ・茨城県病院歯科医会
歯科医師
相良 篤美
Atsumi Sagara
所属学会