センター

つくば人工関節センター

実績

2009年6月に当院内に「つくば膝関節センター」が設立されました。
以降、膝関節関連手術は年々増加し、2023年度は685膝の手術を行いました。
当院では人工膝関節置換術を中心に、人工肩関節置換術、また筑波大学の先生方の協力のもとに、人工股関節置換術、人工足関節置換術を行っております。2023年度は200例以上の人工膝関節置換術を筆頭に、年間300例以上の人工関節置換術を行いました。
(詳しくは 「診療科 > 整形外科」の症例・実績数をご参照ください)。

ロボットシステムの導入

2023年11月には新病棟・新手術室が完成し、手術室が4室となり、うち3室が人工関節を行うのに適したクリーンルームとなっております。
近年の診断・治療の進歩は著しく、医工連携により新しい技術が手術治療に導入されつつあります。
当院では2024年9月より人工膝関節置換術に特化したロボットシステムが導入されました。これにより、さらなる手術の精度・安全性の向上が期待されております。
年々増加する人工関節置換術により良く対応するため、またロボットシステムが導入されたこの機、2024年9月に「つくば人工関節センター」を設立致しました。

特徴

当院人工関節センターの特徴としては、患者様に対して安全に手術を行うこと、術中・術後の痛みを少なくすること、術後早期からのリハビリテーション体制の充実等があげられます。
患者様に対して安全に手術を行うために、手術前に麻酔科外来を受診して頂き、一人一人の患者さんの体質や病状に合わせて問診・検査等を行い、麻酔科医が安全に手術可能かどうかを判断し、最適な麻酔法の選択を行います。
術中は麻酔科医によるブロック注射等により疼痛のコントロールが行われるとともに、術後は麻酔科医・看護師(特定行為看護師)・薬剤師からなる疼痛管理チームと連携して、痛みを軽減することに注力しております。
リハビリテーションは約130名からなるスタッフにより、入院日には手術前の評価を行い、手術の翌日からリハビリテーションを施行し、早期離床のサポートを行います。手術後1〜2週間で回復期リハビリテーション病棟へ転棟し、退院後の生活を視野に入れたさらなるリハビリテーションを行っております。

人工関節センター設立を機に、患者様へ今まで以上にさらに良い治療が提供できるように精進していきたいと思っております。 どうぞよろしくお願い致します。